ネイルアートに限らず、そもそもお化粧ということ自体が、かつては少女から女性へのステータスのステージが上がるということだったように思います。
今の時代は、もう平気で女子高生が顔一面にバカじゃないのと思うぐらいのお化粧を塗りたくっていますから、何かかつて、われわれが感じたような、密やかなときめきとか、少女から女性への脱皮や変身という文学小説的なロマンは感じ取れなくなってしまいましたね。
昔は、その一つに女子高生のマニキュアもあったように思います。ある日、同じクラスで隣に座っていた同級生の女の子の指先をみると、きれいにつやつや輝いています。ああ、マニキュアを塗ってると思いましたが、学校の先生からとがめらることのない唯一のお化粧なのですから。
